昨晩、「彼女が水着にきがえたら」を見ていて、大袈裟ではなく相当カルチャーショックを受けた。もう、現実に昔存在した時代背景だとは思えなかった。だから、話の内容より着ている服やメイクや言葉遣いなどにすっかり気を取られた。
これが上映されたのは1989年だそうだから、当時私は9歳。もう充分周囲のことがわかる年齢だったはずなのに、あのDVDに描かれていたような世界に自分も在籍していたとは到底思えないほど憶えていない、というか知らないことだらけだ。 世はバブル全盛期。社会情勢のことに興味を抱く頃には、すでにバブルは崩壊し、そして大学を卒業する頃はまだまだ不景気は続き灰色の就職超氷河期も続いていた。
ジュリアナ東京・センス・クルーザー・ソバージュパーマ・ボディコン・太眉毛・真っ赤なリップ・金色のチェーンを長くしたまま肩にかけるバッグ・黒ぶちのチューリップみたいな形をした眼鏡・ヨットパーカー・パソコンのないデスク・・・・・・そう言えばそんなものたちもあったなーと思い出す。うーん、でもやっぱりどこか本当にそんなものたちに彩られた時代が映画やドラマの外でもあったのなんて実感できない。衝撃的。
そして織田裕二か誰かが言った「C調」 なんだ?C調って??そういえば聞いたこともあるきがするけど意味がわからない。早速ウィキペディアで検索するとあったあった。『調子いいの逆さ言葉。調子いい→調子いー→調シー→シー調」そして「C調(ハ長調)の曲は、明るく軽快なメロディーのため、明るくてのりがいいことに掛けている洒落である」とのこと。よって、C調。深いね深いね。
今のこの時代でも、バブルの名残りが忘れられないのか生きる化石のような風体をしている人もたまにいる。時代は移り変わるもので常に新しいものをポジティブに容認していかなければ自分も化石になる可能性は高い。オリジナリティや好みは勿論なくしてはいけないけれど、できれば10年20年後に化石化した人間にはなっていたくはないなあ。仕事も普段の生活もなにもかも、もうちょっと柔軟に考え行動しなければ、私が化石になる素質は充分な気もする。あー頑張ろう。どんどん進化する動物に産まれたのだから。
ちなみに主演の原田知世は、上戸 彩と見間違うほどよく似ていた。
次は、「就職戦線異常なし」を見たい。また相当ショックを受けるのは明白。
先ほど所さんの目がテンでビーフシチュー特集をやっていたのですっかり自分のおなかも既にビーフシチューを欲しています。
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