TRANQUILIZER SUMMIT

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【2024/04/26 16:46 】 |

　22:30、田園調布で若奥様をやっているyrとキャナダ帰りしたばかりのerと会った。この病気を本格的に患ってしまった頃から今まで、友だちやその他の時間を共有するような人と一切会えなくなって相当な時間が流れていたので、私は2人に会う前相当緊張もしたし不安もあった。　だんなさんに連れてきてもらった車内で心臓と脳血管が破裂しそうになっていた。

　でも、彼女たちは今までとなんら変わりのない私の友だちそのまんまだった。だから、思ったよりスムーズに話が出来たと思う。暗闇なのにサングラス必須だった私を、笑ったりなんかしなかった。シップいっぱい貼ってたのに臭いとかも一切言わなかった。ただそこにあるのは、高校生の頃とおなじ私たちだった。
　すごく、嬉しかった。病気なんかそのうち消えるんじゃないかとも思った。私は人に対して全くの不誠実な人間だけれども、変に私に復帰の斡旋みたいなものもなく笑い声だけをもらえた。身体はちょっとしびれた。顔も痙攣してしまっていた。だけど、もう少しだけもう少しだけこの空間にいさせてもらいたいとも思った。居心地は、全く悪くなかった。
24:30帰宅。私は全てを出し切った感があった。これを書いている今も、あの空間のなごりが私の身体にぴたっとくっついているような感覚。人とひとりで話せない、会えない、関われない―――2人に会うことで3自分ポイントが手に入ったと思う。次に会うときまでには、サングラスもタオルもなくキャップもなく、そしてしびれもなんにもなく、私が私を取り戻せた状態で会えることをただただ願うばかり。

　こうゆうのを目標っていうんだろうな。